青山ブックセンターにて雑誌ART iT主催のトークショウ『柔らかな建築/柔らかなカルチャー』を聴く。
今回のART iTのバーチュアルフェスティバルという特集で、ART iTの編集長である小崎さんが馬場さんに今気になる10の建築、建築家をチョイスしてもらっていて、その中にヨコミゾさんが選ばれていたというつながりらしい。
馬場さんはCETの主催者で、去年シンポジウムに行った時から面白い人だなと気になっていたので、今回のトークショウに足を運んだ次第。
ヨコミゾさんは富弘美術館のオープンコンペを勝ち取った、ちょっと旬な建築家。
今回もその富弘美術館のプレゼンをしていて、その時言っていたことをメモ。
・自己最適化
・非全体性
・相対性
・非均一性
今までの建築(オフィスビルのような均一されたものとか)から、テクノロジーのバックアップを受けて、非均質な、より自然にちかい環境をつくるのが21世紀の建築なんじゃないかなぁ、と謙虚でおしゃれなヨコミゾさんが言っていました。美術館の出来上がる様子はここで見れます。もう出来てるけどね。
ヨコミゾさんの白い革靴に赤い靴下、黒い長めのチョッキがおされすぎる。お勧めしていたセシル・バルモンドのInformalという本が気になる。読んでもわかんないだろうけど、なんか「迷う」構造について書いてあるらしい。やっぱみんな導線がひかれてるより迷うほうがすきなんじゃーん、と都合のイイ解釈をするしつこい自分。。
そして馬場さん。今回チョイスした10人の建築家(建築家じゃない人もいるけど)は「柔らかい建築」という枠で選んだらしい。建築基準法第2条では建築物を"壁と床と柱によってできているかたまり〜(?)"と定義しているらしく、いわゆるどうだ建築ドーン!というシンボリックなものからすり抜けていくような建築がこれからの建築/柔らかな建築らしい。なんか、ゆらぐとか柔らかいとか、非均一とか、弱いとか…これから建築はどんどん有機的になっていくのかね。曖昧なかんじが今っぽい。
それから馬場さんがやっている東京R不動産。これで新たな趣味が増えそうです。今年もCETは10/1からやるみたい。
小崎さんは批評的になりたくないと言いつつ、終始批評的なコメントをしていた。それはARTiTの最初のコラムを読めば良くわかる。この人おもしろい人だね〜何よりお肌がツルッツル!!
久しぶりに人の話をちゃんと聞いた感じだったけど、なんとも脳に美味しい話でした。
というかおねぇたま、元気でなにより。
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