−機能主義デザイン再考」のシンポジウムにムサビまで行ってきました。
本人来日ということでこれは!と思って。
ラムス氏は1955年以来、BRAUN社において40年以上にわたり500を
超える製品をデザイン・監修してきたデザイナー及びデザインディレクターです。
当日のパネリストは向井先生、佐藤卓氏とディーター・ラムス氏。司会が柏木先生。
この面子、まちがいない。
プレゼンも会場の質疑応答も、随所良いエッセンスが効いていて、
刺激される言葉をたくさん聞きました。
最後、若いデザイナーへ「リスクを背負う勇気を持ってほしい」とラムス氏の激励。
彼の信念であるless but better,less and moreに共感する人は多いと思うけど
それを今の社会で貫くにはまだまだ理解も足りないし、リスクが大きい。
作りたいもの(作るべきもの)と求められているもののギャップ、
お金のことも無視できないし、何が成功で何が失敗かは自分では決められない。
社会に出たどのデザイナーもこの現実のジレンマに悩む、そして悩む。
あんなに魅力的なBRAUNの製品が今販売されてないことを考えても、
ラムス氏自身、現在進行形で痛感していることなんだと感じました。
これって世界共通なんだな。
いや〜いろいろ彼の言葉を聞けて良かったです。
と、かれこれ4年ぶりくらいのムサビだったわけです。
まぁ、いろいろ変わっててびっくり。
あの薄暗い2号館のあたりがなんだかスタイリッシュになちゃってて。
歴史資料館も、シスコもなくなってたし…(涙)世界堂になってた。
思いでの場所がァァァ。
と、さらに驚いたのがシンポジウムに来ていたあのバカ王子カップルが
前日に夫婦になったと!!
めでたーーい!!まさかそこが先陣を切るとは。えらいぞバカ王子!
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